ADHD_LABO

ADHDをよりよく生きる実験の日々

ハンコの尻穴事変・最終回~痔を患う~

前回からの続きです。
adhd-labo.hatenablog.com


処方薬を尻穴に塗り込む日々が続くものの、
良くなっては悪くなりの繰り返し。
満身創痍のハンコ。

地元の病院での通院は諦め
都内での専門医に行くことを決め
女医のいる2つの病院に絞り込んだ。

都心エリア、西エリア。
2つの病院に揺れ動く日々。

あっちこっち行きまくり、
とっかえひっかえ
肛門科界のヤリマンになってしまおうか。

だめ。自分を大事に。
尻穴を大切にしてくれる病院探そう。

とハンコの中の淑女と娼婦が
日々舌戦を繰り返す。
しかし迷っている暇はなかった。

日に日に都内でのコロナ感染者が増え
都内への行きにくさを少しずつ感じていたからだ。

こんなことになろうとは。

最終判断は通院時、
電車の乗車時間が短く、
ホームページで
院長兼診察医が
優しく微笑む姿が印象に残った
都心エリアの病院に行く事を決めた。

いよいよ診察日当日。

受付をすませ
待合室にいる全ての女性が
我が同士、同胞かと思うと
目頭とともに胸が熱くなるのを
ハンコは感じた。

20代〜60代と幅広い我が同士。

1人1人が愛おしい。

人知れず、尻穴の痛みと戦い、
時には戦いに破れ
涙する夜もあったろう。

眠れぬ夜を幾度となく超え
巡り会えた私達。

1人1人ハグを交わし、
尻穴について熱く語り合いたがったが
病院を出禁になるどころか、
通報ものだ。

スポーツ新聞の三面記事に
「肛門科、痴女現る」 
あたりのタイトルがつくのだろうか。

ならびに
罰せられる刑法はなんだろう。
寒く、冷たい床の留置所で過ごしていたら
尻穴にさらなる負担をかける。

そして、釈放時の見受け人は
やはり夫観音氏なのか…。
尻穴以上に、観音氏に負担を課すことは
ダメ。ゼッタイ。

ハグしたい衝動を抑えようと
ハンコは奥歯をギリリと噛み締めた。

その葛藤の最中、番号が呼ばれた。

診察室に入り、
本日のジャンヌ・ダルクとの対面。

50代位だろうか。
品のある黒髪ボブのダルク。
 
真の救世主となるのか。 

前回と同じようなやり取りのあと、
早速触診へのベッドに移る。

あの痛みと同じか
それ以下か、以上か… 
など思いを巡らせていると、
「触診する前にジェル塗るからね」と
声をかけられた。

程なくして
尻穴にとても温かなものを感じた。
優しきぬくもりのジェル。
なんと心をほぐすものか。

その後の指、器具も
なんの痛みもストレスもなく、
触診を終えた。

診察の椅子に戻り
尻穴の状態を聞く。

現在使っている軟膏は強すぎるから
もう少し優しい処方のものをだします。
入浴時の洗浄は石鹸を使用しない。
ウォッシュレットも休み。
これらをきちんと守るように。
とのお達しだった。

そして、年の為
薬が効いているか確認したいので
一週間後にまた様子をみせに来て
と言われ診察室を後にした。

もうボブダルクへの
スタンディングオベーションが鳴り止まない。

恐るべしテクニック。

その後、会計を済ませ
同じビル内の下にある
処方箋薬局に向かい、 
無事に軟膏&座薬も手にいれた。

今日の夜から、この新メンバーと 
また新たな一歩を踏み出そう。

薬も効き、 
ボブダルクの言いつけを
よく守った甲斐もあり
あれ程苦しめられた痛みが
気がついたらなくなっていた。

経過を見せる2回目の診察では、
「良好です。通院の必要なし。」
とお墨付きを頂いた。

その後、尻穴は暴れる事なく
静かな眠りについている。

都内への通院はギリギリだった。
それから数週間後に政府から
「緊急事態宣言」が発令されたからだ。

以下、じゃじゃ馬な尻穴を
鎮める方法をまとめる。

①そもそもだが、
ハンコはウォッシュレットの使用方法が間違っていた。
あれは洗うものだったのだ。
長年、便意を促す刺激を与えるものとして、
より強い激しい刺激を与えてしまったのだ。
現在はほぼ使用していない。


②患部を固形石鹸で数日洗ったところ、
また尻穴がうずきだしたことがある。

暑い日や汗を沢山かいたときなど
どうしてもすっきりさせたい時に辿り着いたものがある。
それはハンコの愛犬の
「犬のシャンプー」だ。

成分もとても素晴らしいく、
犬用なのがもったいないくらいだ。

「我が尻穴が選び抜いた犬のシャンプー」

何かのおりに紹介できればと思う。

③寝汗をよくかく、汗っかきハンコ
睡眠時は尻を丸出しし
通気性を絶対的に確保する独自のスタイルを確立した。

しかし、このスタイルは睡眠時、地震等にあった際、
迅速な動きが取れない危険性も秘めているので
今後の課題として検討していきたい。

これらの実践と
日々、尻穴への研鑽を積んできた甲斐もあり
穏やかな日々を過ごしている。

ブランニューハンコ。
ようこそ苦しみのない新しき世界へ。


4回にも渡りお付きあい頂きまして、
ありがとうございました。

見てください!聞いて下さい!
楽しんで下さい!オセナイハンコでございます!

そんじゃ、また!