ADHD_LABO

ADHDをよりよく生きる実験の日々

ハンコの尻穴事変②〜痔を患う〜

adhd-labo.hatenablog.com

からの続きです。

 

病院探しは難航を極めた。

インターネットで

下記の条件で検索していたが

なかなかヒットしない。

 

肛門科、女医、電車 30分以内。

30分以上の電車での通院による

尻穴への負担を考えたからだ。

 

ちなみにハンコは車を所有していない。

交通手段は自転車だが

自転車なんぞもってのほかだ。

 

尻穴が爆発する。

それほどハンコの尻穴は悲鳴をあげていた。

そして、ハンコにもミリ単位ではあるが

羞恥心が残っている。

めんどくさい女だ。

 

そして、ハンコがもつ意識全てが

尻穴へ注がれていた。

 

座る姿勢、角度、体重のかけ方、

立っているときも気を抜けない。

 

文献を集めた際、

恐ろしい言葉を目にした。

 

弱くなった尻穴は

脱肛する時もあるのだと。

なんたることだ。それだけは避けたい。

 

立つときは、尻穴キュッとさせるよう、

何度も姿勢を正していた。

 

仕事中もそんな感じだったものだから
職場の人もこの人、

普段から落ち着かない人だけど
最近いつにもましてモゾモゾしているなと

不審がっていたと思う。

 

そんな日々を過ごす中、
隣駅の皮膚科で

肛門科も併設していると

情報を聞きつけた。

 

インターネットでも拾いきれない情報が

口コミでは拾いあげることができるのだ。

アナログではあるが

口コミ力を舐めてはいけない。

 

きっかけは些細な世間話だった。
愛犬の散歩の際、よくご挨拶する奥様と

病院の話題になった事だった。

 

この間皮膚科行ってきたんだけど、

物凄い混んでてね、あそこは

内科も肛門科も手広くやってるのよ。

 

しかも曜日によっては女医さんでしょ。
ちょうど混む火曜に行っちゃったからね〜。まいちゃったわよ。 

と伝えてくれたが、

もうそれ以降の話の内容は

ハンコは覚えていない。

 

ADHDのハンコは

とにかくワーキングメモリー

ポンコツだ。

 

こんな貴重な情報を逃してはならない。

 

あそこの皮膚科は

肛門科、女医、火曜、とその言葉を

とめどなく反芻し、

記憶に留めるよう集中した。

 

もしかしたら口に出していたかも知れない。

 

意識を飛ばしていたハンコに

奥様が

「ラナちゃんママ?」と呼び戻してくれた。

 

その後足早に帰り、

地元の皮膚科に電話をし、

確かな情報を突き止めた。

 

その皮膚科は確かに

内科、肛門科を併設しており

火、土は女医が診察してくれるという

大変ありがたい病院であった。

 

ありがとう天ちゃんママ、

この御恩は決して忘れません!

 

とうとう病院はきまった。

 

決戦は今週の土曜だ。

早起きもせねばならない。

予約はしていないという話しだったから

午前中には事をすましてスッキリさせたい。

 

ハンコはふと思った。

 

ハンコ自身も患部を確認し、

様子を伝えなきゃいけないのではと。

 

痛みだけ伝えるだけでは

患者としてフェアじゃないし

マナーが出来ていないんじゃないか?

 

加えて職場で徹底されている

ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)前

の事前確認の必要性を思い出していた。

 

そうだ、そうだ、ちゃんと

患部を見て置かないと

相談もきちんとできないじゃないか!

頭の中のハンコが騒ぎはじめた。

 

よし!やるかとハンコは意を決した。


患部確認(再会)を迎える時がきたのだ。

そう今まで痛みを感じているだけで、

患部の目視確認をしていなかったのだ。

 

目視はいつぶりだろうか?

思春期真っ盛りの14歳の頃だったろうか。

我々が落ち合う場所は、

風呂上がり後の脱衣場。

手鏡も必要だ。

 

準備を進めて我々は

再会を果たすこととなる…。

 

次回に続きます!(えっー!どんだけ続くのー!?)

 

見てください!聞いて下さい!

楽しんで下さい!

オセナイ ハンコでございます!

 

そんじゃまた!